制作の流れ
FLOW
ロゴマークとキーワード
ロゴマークの形は、「言葉」からできています。ロゴマークには様々な形がありユニークな形をしているものがたくさん存在します。どのようにしてその形がうまれるかというと、キーワードとなる言葉をいくつ組み合わせ、それらを一つの形に込めることで、特徴的でユニークな形になります。実は、一つのロゴマークの中に様々な思いや言葉がつめられているのです。
例えば、Dezartのロゴはクジラのマークになっていて、そこには「たくさんの色んなお客様に出会いたい」「出会ったお客様と深くお付き合いをしたい」「自由で広い世界にいたい」といったような意味が込められています。なぜクジラにつながるのかというと、クジラは生き物の中で一番広く回遊することができ、深いところまで行くことができます。世界中を回遊するクジラのように、広く深くお客様と繋がれるように願いが込められているのです。
修正時の注意点
ロゴマークの修正、微調整をする際、最も大切なのは「最初に掲げた目的の軸からずれていないこと」です。
例えば、クジラで作っていたDezartのロゴをアヒルに変更できるか?と言われると、最初のコンセプトから大きくずれており、それは修正ではなくロゴマークをもう一度1から作ることになります。
また、お客様からいただくご要望に関しても、女性がターゲットであるにも関わらずもっととがらせてほしいという要望や、穏やかなイメージを打ち出したいにも関わらず原色の補色を使いたいなど、好みだけの修正ではロゴマークのアイデンティティは失われてしまいます。
デザイナーの中には、お金をいただいているのだからお客様の要望通りにすればいいという考えの方もいらっしゃるかもしれません。しかし、その依頼は本当に依頼者様のためになるのかどうかという部分をしっかりと考え、専門知識を活用した提案をするべきではないでしょうか?
ロゴマークにとって「企業の価値観やこだわりが一目見てお客様に伝わる」ということが大切であることを忘れずに、お客様のご意向をしっかりと汲み取り提案していきましょう。
マニュアル:ロゴの使用マニュアルはロゴマークを正しく使うために大切になります。いわばロゴマークのルールブックです。ロゴマニュアルを作成するかの選択は主にヒアリング時にお伺いします。納品した後、ロゴの活用方法を間違えるとロゴマークの効果が半減してしまい思うような結果が得られないことがあるので、マニュアル内のルールに沿って使用いただく事をおすすめします。
ここでは誤った使用例として、色を変えての使用や向きを変える事などがNGとされています。これらの誤った使用をすることは、ブランドイメージの統一が図れずロゴの効果を発揮できなくなってしまうためです。
ロゴ作成を依頼した業者とは違う方に看板の制作や名刺の作成をお願いする場合、ロゴマニュアルを使用することで、ブランドイメージを統一したものが完成します。会社やブランドイメージを広くアピールするにあたりロゴマニュアルは必要になってきます。